あきゆりのぶろぐ

SixTONESを中心にJr.への愛を叫ぶ

初めてのジャニーズショップ(原宿店)体験記

 Googleマップに「ジャニーズショップ」と打ち込んだ指先は微かに震えていた。2019年1月16日14時台の山手線で停車したはずのいくつかの駅の記憶は、原宿駅に降り立った時には全くなかった。

 

 前の晩に夜更かしをした私がその日の正午になろうかという時間に目覚めた。そして、何気なくTwitterで「ジャニショ」と検索すると、「整理券は配布されていないものの、一会計29枚の購入制限がかかった」との情報が目に飛び込んできた。これは、飛び込むなら今しかないと確信して、自分ができる範囲で最大の武装ことおしゃれをした。メイクも髪型もいつもより少し凝って、最後に黄色のマニュキアを左手薬指の爪に塗った。

 

 そもそも都内という恵まれた土地に住みながら、なぜSixTONESにハマってから約2ヶ月以上もの間、ジャニショに行けなかったのか。理由は色々とあるが、まず「入ったら最後、1枚160円とはいえ破産するほど無限に買ってしまいそう」という点と、その期間は基本的に土日祝日しかジャニショが開いている時間に動けなかったという物理的制約があった点が大きい。そのため、強制的に29枚という歯止めをかけるしかなく、平日の昼に動けたこの日は運命だと思った。また、少しシステムを調べてみたところ、なかなかに特殊なシステムらしいという理解をして恐怖してしまった点もある。本エントリはそういったシステムがわからないという方の不安を払拭するための一助となれば幸い、との思いで執筆している。

 

 

  ジャニーズショップの詳細についての公式ページは以下の通りである。

www.johnnys-net.jp

 

 ぶっちゃけ、説明が少なすぎて不親切だ。よって私はこのページを参考に大体のシステムを確認してから向かった。土日祝日や長期休み期間、東京近郊でのコンサート開催日は整理券が配布されて、指定された時間にのみ来店可能とのことで、配布場所についても説明がある。

xn--xckbg1byb1ewd9a4n.com

 

 上記のページを確認してもらえればお分かりかと思うが、まず駅の出口からトラップである。JR原宿駅には表参道口と竹下口の二つの出口が存在するが、竹下口はその名の通り、出て道を渡ればそこは竹下通り。人の海である。そこからジャニショに向かうことは確かに不可能ではないが、上記で紹介されている表参道口から出てドラッグストアの横の道に入り、たこ焼き屋の脇の細い道に入って向かうルートが最もスムーズだと体感した。

 

 そして、いよいよご対面。白を基調としたコンクリート造りの建物で「Johnny's」の文字が壁にあった。店の壁に沿うように人がたくさん並んでいた。ここに並んで中に入るのかな、と思い列に向かおうとしたら「入り口は地下になります」と警備員さんに教えていただいた。お手数をおかけして申し訳ございません……。早速、建物向かって右側の階段から地下に降りる。なお、店内外は撮影禁止になっている。

 

 そこは、夢の世界が広がっていた。と、同時に人の波も広がっていた。なんか列みたいなものができている。えっこれに並ぶの? 最後尾はどこ? 最後尾札は?(発想がどうしても二次元オタク)(もちろんそんなものはなかった)周りにいたお客さんに勇気を出して「あの、私、始めてで、何もわからないのですが、これどこに並べばいいですか?」と挙動不審になりながら訊いたら、快く「そこが最後尾ですよー」と助けていただいた。本当にありがとうございます。

 

 スタッフさんも近くにおらずワタワタしていると、「ジャニーズ写真購入表」と書かれたA4サイズの紙と鉛筆が置いてある棚が目に入った。紙を見ると「購入表はコーナーごとに分けてご記入ください」とのことで、とりあえず4枚を手にした。購入表は「メンバーの写真を全部ほしい方はグループ名か個人名とセット数」をご記入ください」の欄がまず先頭にある。この日は枚数制限がかかっていたので、いくら自担の髙地優吾さんとはいえ、厳選が必要だろうと予測し、ここはスルー。

 

 その下に「バラで購入する方は、下の表の写真番号に数字で枚数をご記入ください」の文字以下は1から800の数字とその横に購入枚数を書く欄が裏表に渡って続いている。この写真番号はコーナーごとに1から始まっていて、そのため購入表もコーナーごとに必要になる。今回私が行ったような、見本写真が並ぶエリアの中にすでにレジ列が形成されており、並びながら選ばないと死の可能性を感じる状況でも、途中で用紙を補給できる場所もあるので、足りなくなっても落ち着いてコーナー名と番号をメモしていけば大丈夫である。

 

 では、コーナーの構成はどうなっているのか。まず私が並び始めたエリア、すなわち入り口からまっすぐ奥まで進んだ先には「ステージ」コーナーがあった。端的に言うと現在行われているジャニアイのオフショットである。当然SixTONESもいた。大パニック。とりあえず一番最初に目に入った全員の集合写真と髙地優吾さんが写っている個人写真とツーショット、スリーショットの番号の横に片っ端から「1」を書いた。ここですでに8枚ほどになってしまい、焦り始める。あれ、意外と29枚ってすぐじゃね?

 

 そしてその手前にパーテーションのようなパネルで区切られたエリアがあり、ここに列は進んでいった。並んでいる写真は右手に「関西Jr.」左手に「Summer Paradise」またもやテンパりながら、用紙を切り替えて番号を書いていく。列はサマパラコーナー寄りに形成されていたので、関ジュの写真を選ぶのは近視の私には大変だったが、何とか関ジュの推しである室龍太さんの写真の番号を確認できた。3つの1を用紙に記入。

 

 ステージもだが、サマパラは出演グループごとにはコーナーが別れていないので、SixTONESだけでなく、Snow ManTravis Japan宇宙Six、MADEの写真も欲しかった私には怒涛の究極の選択だった。ここで11枚くらい枠を消費。小計21枚。えっあと8枚しか買えないじゃん?! やべえ。

 

 列はどんどん進んでいく。店内左側のエリア、壁際には「Sexy Zone」のコーナーを確認できた。私はデビュー組では彼ら、そして菊池風磨さんがイチオシなのだが、ここにいた菊池さんが私の琴線をことごとく弾いてきて、まさかの自担・髙地優吾さんと同じ枚数の個人写真を購入してしまった。ちなみにその隣には「Hey!Say!JUMP」のコーナーがあった。

 

 まあ、これで私が買うべきものは選べた。あとは並びながらデビュー組の皆さんを眺めようと、心を無にしてケータイを眺めたり、前に並んでいたエイターのお姉さんにお相手していただいたりして列が進むのをひたすら待った。写真を選ぶエリアは地下一階にあり、お会計は一階に上がって行う方式なので、レジ待ち列は階段をまたぐため、一気に進むときは一気に進む。なので、自分が選びたいエリアで列が止まらず素早く通り過ぎるしかない人は大変そうだったが、さすがお客さんも慣れていて、譲り合って写真が見えるように配慮していたり、神業のような勢いで購入表を記入していた。

 

 私が長いこと止まっていたエリアでは「ジャニーズWEST」や「A.B.C-Z」のコーナーがあったのだが、ウエストさんの忍者写真は五度見くらいしたしその隣に超絶かっこいい写真が並んでいて頭が混乱した。えびの皆さんは笑顔が素敵だなあ、と改めて思った。今もサイコーだけど短髪の戸塚祥太さんも好きよ。

 

 あとえびコーナーの上に佐藤アツヒロさんのコーナーもあったのだけど、写真がことごとくかっこよくてびびった。さすがに長年撮られ慣れていらっしゃるだけあって、ご自分の見せ方を熟知されているのだろうなあ。

 

 もうすぐ階段を上がれる! とワクワクしていたら、最後に罠が待ち構えていた。「Jr.」のコーナーが目に飛び込んできたのである。幸いにして万が一を考えて購入枚数はひと枠空けてあったので、HiHi Jetsの推しの猪狩蒼弥さんを選ぶことができた。彼、私にもし弟がいたら絶対こんな感じなんだろうなあ、と言う謎の思い入れがあり、お姉ちゃんはおこずかいをあげたくて仕方なかったのである(ヤバイオタク)。

 

 でも購入表はもう0よ! と焦っていたら、最後の階段の手前にも補給ポイントがあったので一安心。何とか29枚の範囲内で納められた……。最後に用紙ごとに購入枚数を表面の最下部に記入し、晴れてレジ階へと上がった。

 

 1階のレジ前エリアはひたすら人が折り返して並んでいた。しかし、デビュー組のフォトブックの見本や、コンサート写真集の見本が陳列されたショーケースや、写真を紹介する映像が流れており、待っている間の苦痛が軽減された。そしてJr.担には嬉しいジャニーズJr.チャンネルコーナーも1階の左サイドに存在して、動画内で彼らが着用していたジャージやスウェット、ステッカーの実物が展示されていた。コーナー右端にはTravis JapanSnow Manの直筆メッセージが入ったステッカーが貼り付けられたボードがあり、目を皿のようにして見つめてしまった。Snow Manのステッカーには2018年11月26日の日付が書かれていた。

 

 ようやくレジにたどり着くと、スタッフさんが一通り購入表を確認して、レジに打ち込みを始める。このとき、選んだ写真の番号とグループorタレント名がモニターに表示されるので、しっかり確認しておくことをお勧めする。私は一瞬、選んだ覚えのない人の名前が出てきて焦った。スタッフさんがすぐに気がついて訂正してくれたが。間違いがないか確認があったのちにお金を払ってレシートをもらい、スタッフさんが奥に写真を取りに行ってくれる。その間、レシートを確認して間違いがないか再確認する。写真を全て揃えて持ってきてくれると、レシートを見ながら枚数を2回カウントしてくれる。この日は混雑していたので、内容の確認はお客様自身でしていただけますか? と言われた。空いているときはある程度の枚数以内ならその場で内容も確認してくれるらしい。OKを出すと、少し厚めの袋に写真を入れて、レシートをその上に重ねて渡してくれるので受け取って会計終了。ちょうど退路でJr.チャンネルコーナーがまた見られたので、再度目に焼き付けて外に出た。時刻は17:30を少しすぎた頃だった。

 

 もうすぐ帰宅ラッシュが本格化するので足早に駅へと向かう。それまで気にならなかった足腰の痛みが急速に押し寄せて、信号待ちの間に屈伸をする不審者になってしまった。帰宅して、いつかのプレゼントでもらったはいいものの、紙焼きしないタイプの人間なので持て余していた写真用アルバムに購入したものを一枚ずつ入れていく時間があまりにも幸せだった。

 

 勝手がわからず、周りの人に迷惑をかけながらも優しさに助けられて、無事に初めてのジャニーズショップを楽しむことができた。これを読んでくださっている皆様もぜひ機会がありましたら行ってみてください。きっと夢のような時間と思い出、そして写真を手に入るし、何よりも推しにダイレクト課金できます。(1枚あたり30円が本人に入るとか)

 

 ちょうど歩いて行ける距離のところにある Right-on HARAJUKU TOKYO店(ライトオン HARAJUKU TOKYO | 検索結果 | 店舗検索 | Right-on Co., Ltd.)ではSixTONESレディースコーデ対決の投票も2019年1月22日まで行われているとのことなので、足を運ぶ絶好の機会なのではないでしょうか。まあどちらもすごく混雑していそうですが……。


SixTONES【投票受付中!】メンバーがRight-onでレディースコーデ

 

 

 ちなみにTHE ALFEEの写真はトレカという形で、ツアーごとに二種類出るグッズのお菓子(大体一つ1000円)のおまけとして3枚手に入る。全30種ランダムという鬼仕様なので、ジャニショは好きな写真が選べる上に単価が安いしいいの?! ってカルチャーショックでした。